多摩エリアで生まれた商品を扱うセレクトショップ「たまてばこ」(昭島市松原町5、TEL 042-519-5242)が4月22日、ゴールデンウイーク(GW)を前にイートインコーナーで、深層地下水でいれたコーヒーの提供を始めた。(西多摩経済新聞)

 これまで店内で購入した商品を食べることができたほか、有料日本酒試飲サーバーを設置したりしてきたが、カフェコーナーを望む声が多く、新たに多摩地域で自家焙煎しているコーヒーを同市の深層地下水でいれたコーヒーと店内で冷凍販売しているスコーンやベーグルの調理提供を始めた。

 同店のコンセプトは、「ここは東京多摩のすてきが集う場所! ちょっとイイモノを手に取ることができて、おいしいが並ぶ、ちょっと便利なお店」。地元農家直納の野菜や食品、ギフト向けの工芸品や土産品、日本酒など1000種類以上の商品をそろえ、観光スポットの一つにもなっている。

 経営は清酒「多満自慢」で知られる創業161年の蔵元「石川酒造」(福生市熊川)。1998(平成10)年に「多摩の恵」「TOKYO BLUES」などのクラフトビールの醸造も始めた。敷地内には日本酒、クラフトビールと料理を提供するレストラン、直売店があり、蔵見学も受け付けている。

 同酒造の小池貴宏営業部長は「GW中はたる生のクラフトビールを特別提供し、子どもが楽しめる景品なども用意した」と来店を呼びかける。今後はスイーツやファストフードなどの品ぞろえにも力を入れていくという。

 営業時間は11時〜20時。水曜定休。