年金支給日の14日、高齢者を狙った特殊詐欺を防ごうと、金沢市内の金融機関で被害の防止を呼びかけるキャンペーンが行われました。

金沢中警察署が行ったキャンペーンには、地域の防犯対策協議会のメンバーや警察官など10人が北國銀行円光寺支店に集まり、ATMの利用者などに特殊詐欺の防止を呼びかけるチラシなどを配りました。

石川県警によりますと、県内では5月末までに特殊詐欺事件が37件起きていて、被害金額はおよそ7000万円に及んでいます。

金沢中警察署生活安全課・成田英治課長「警察官や裁判官を騙った電話がかかってきて非常に特殊詐欺が増えている。犯人と話してしまうと話に乗ってしまうので、話に乗らないように留守番電話の設定をお願いいしている」

またSNS型投資の詐欺事件では、5月末までにおよそ3億1000万円の被害が出ていて、警察では対策を強化する方針です。