東京・江東区が新たな観光拠点「豊洲千客万来」の集客力を下町エリアに広げようと、新たなバスツアーを発表しました。

今年2月にオープンした豊洲千客万来には、ゴールデンウイークが終わった平日でも、国内外からの多くの人でにぎわっています。江東区はこの集客力を湾岸エリアから区内の下町エリアにも広げるため、2つのエリアをつなぐバスツアーを開始すると発表しました。

江東区・大久保区長:「豊洲千客万来に立ち寄りつつ、江東区の歴史・文化も併せて体験できるツアーを江東区観光協会の事業として実施します」

バスツアーは2025年1月ごろまでに8回を予定していて、全て異なるテーマを設定し、千客万来を楽しみながら江東区の歴史や文化も体験できるということです。7月14日に実施される1回目のツアーは亀戸天神や富岡八幡宮などを周遊するもので、ホテルバイキングのランチ付きで価格は1人7700円です。

大久保区長:「豊洲のみならず、深川・城東の地域に足を延ばして江東区全体を楽しんでいただけるようなツアーになればいい」

ツアーの申し込みは区観光協会のホームページで受け付けています。

<千客万来と下町つなぐバスツアー、7月から>

千客万来がある湾岸エリアから亀戸や門前仲町などの下町エリアへは、交通面で「行きづらい」という課題があるので、こうしたツアーで区の魅力が広がることが期待されます。7月に実施される1回目のツアーは神社などを回るツアーですが、今後は水辺の環境を生かした舟の体験や区内の商店街を巡るツアーなどを検討しているということです。