デパートの屋上で養蜂を行い、ハチミツを販売する取り組みが2年目を迎え、パワーアップしています。

「めちゃくちゃおいしくて、またおかわりしたい」(園児)

 子どもたち大絶賛のハチミツが採れた場所は、名古屋三越栄店の屋上です。

 去年から始まった養蜂プロジェクトは、栄店のビルを運営するオリエンタルビルと、10年以上前から養蜂に取り組む名古屋学院大学、名古屋三越の3者が共同で行い、屋上に置いた巣箱でミツバチを飼育しています。

 23日は北名古屋市の園児約100人を招待し、ミツバチの生態やハチミツの採取の仕方などを子どもたちに伝えました。

「こわかった。さされたらママから『死ぬ』っていわれた」(園児)

 この養蜂プロジェクト。刺された人はいないということです。

採取したハチミツはデパートの地下で販売

名古屋三越栄店の屋上

 2年目を迎えた今年は3万匹のミツバチがこの近くの花などの蜜を集め、ハチミツをつくっているということです。

 去年は2万匹のミツバチで行いましたが、今年はその1.5倍の数に。

 ミツバチの行動範囲は約2キロということで、鶴舞公園や名城公園の花などの蜜を集めてくるといいます。

「去年、名古屋の夏が暑くてハチもその暑さにやられた。今年は日陰を作ってあげて、飼育しています。都市部の豊かな自然をミツバチを通じて関心をもってもらうのはすごく大事。それが名古屋あるいは栄の盛り上げに貢献できればと思う」(名古屋学院大学 水野晶夫 教授)

 去年は採取できた10キロのハチミツを50グラムの小瓶に詰めて150個販売したところ完売しました。

 今年はミツバチの暑さ対策もバッチリ。60キロのハチミツを目標にしているということです。

「去年より数を多く提供できる予定。百貨店の地下で購入してほしい」(オリエンタルビル 平松正光専務)