長崎県諫早市にある県立こども医療福祉センターで今月5日、職員の不注意から、9歳の男の子が乗った車椅子が転倒し、けがをする事故が起きていたことがわかりました。

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長崎県障害福祉課などによりますと、事故があったのは諫早市永昌東町の県立こども医療福祉センターの駐車場で、今月5日午前11時頃、9歳の男の子が乗っていた車椅子の左車輪が駐車場の窪みにはまり、男の子は車椅子ごと転倒しました。

この事故で男の子は、額に擦り傷を負ったほか前歯が一部欠けるケガをし、大村市内の病院で今月10日まで入院していました。

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男の子は他の利用者とともに職員2人が付き添った状態で施設周辺を散歩していましたが、職員が車いすから手を離した際、ストッパーがかかっていない車椅子が前進し、転倒したということです。

県立こども医療福祉センターは、再発防止のため改めて車椅子の取り扱いなどについて、職員に指導徹底するとしています。