太平洋戦争中、旧日本海軍が建設したダム工事に従事して亡くなったアメリカ人捕虜の追悼式が23日、佐世保市で行われました。

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佐世保市の上柚木町にある相当ダム。太平洋戦争中に日本海軍が建設したダムで過酷な労働のため建設に従事したアメリカ人捕虜53人と14人の日本人労働者が亡くなりました。

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アメリカ海軍の下士官協会や退役軍人が開いた追悼式では、慰霊碑に花輪が手向けられ、参列者は亡くなったアメリカ人と日本人の霊を慰めました。

式には地元の中学生も参列しました。
「相当ダムにそういう歴史があったんだなと思って驚きました」
「この町の歴史を知れて僕はうれしいですけど、こんなことには、ならないようにしないといけないと思います」


年に一度開かれる相当ダムの追悼式。
参列者らは式典を通して佐世保に残る戦争の歴史に触れました。