2024年フレッシュマンサイアーの一番星は、新ひだか町のアロースタッドで種牡馬生活を送るレッドベルジュールだった。

 同馬産駒で、青森県の風ノ丘ファーム生産ウィルオレオール(牡2歳、北海道・小国博行厩舎)が1日のホッカイドウ競馬第3競走「JRA認定フレッシュチャレンジ」ダート1000mにおいて、中団追走から最後の直線で外から力強く伸びてクビ差先着。1分2秒1(良)のタイムで父に嬉しい初勝利を贈った。

 レッドベルジュール(7歳、父ディープインパクト)の通算成績は3戦2勝。2歳6月に初勝利を記録し、続くデイリー杯2歳Sで不敗のまま重賞ウイナーの仲間入りを果たしているが、わずか3戦で現役生活にピリオドを打っている。

 事務局の株式会社ジェイエスでは「育成牧場からは動きの良い馬が多いという知らせをいただいていましたが、今回、私たちの期待通りの走りを見せてくれました。全弟のレッドベルオーブもデイリー杯2歳Sに勝利するなど仕上がりの早い血統で、父ディープインパクト、母の父アンブライドルズソング、そして母系にストームキャットがいるという構成は、三冠馬コントレイルと同じです。これからの活躍に期待したい」と声を弾ませた。

 なお、初年度の血統登録数は17頭。