「MACKINTOSH PHILOSOPHY」「Paul Stuart」などのブランドを扱うアパレル大手・三陽商会の2024年2月期におけるEC売上高は、前期比0.6%減の81億600万円だった。2023年9月にECサイトを刷新し、コンテンツや商材を拡充したことで自社EC売上高は伸びている。外部モールでの売上高が減少したことで、EC全体では減収となった。EC化率は同0.7ポイント減の13.2%となった。

自社ECサイトの売上高は同2.0%増の59億5000万円、外部モールの売上高は同7.3%減の21億5000万円だった。2023年9月に自社ECサイト「SANYO ONLINE STORE(サンヨーオンラインストア)」を刷新し、スタッフコンテンツやリニューアル専用商材を展開した。セッション数や平均注文単価が上昇している。



2025年2月期はEC売上高を同7.3%増の87億1000万円に拡大する計画だ。自社ECサイトのリニューアル効果を発揮し、OMOの推進、アプリとの連携強化、コンテンツ拡充を図る。外部モールの売上高は戦略的に抑制していく方針だ。