複数モールの一元管理システム「GoQSystem」を提供するGoQSystemは5月9日、複数モール運営効率化ツール「クロスマ」を提供するIZUMIが3月上旬にグループに参加したと発表した。「GoQSystem」と「クロスマ」の利用事業者を合わせると、一元管理システム業界でも利用店舗数で上位の規模になる見通しだ。

GoQSystemは「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」など主要モールに出店している店舗の受注・在庫・商品情報を一元管理できるサービス「GoQSystem」を提供している。通販事業を始めて間もないライトユーザーから、EC歴10年以上のベテランユーザーまで利用者層は幅広い。

IZUMIは、「Amazon」を起点とした複数モールへの同時出品や自動価格変更、各モール受注のFBAマルチチャネルの自動化をできる「クロスマ」を提供している。「クロスマ」は開店審査をはじめとするストア構築サポートも提供しており、物販分野からEC展開・他モール展開をし始めたユーザー向けのサービスとなっている。比較的、中小企業や個人事業主の利用者が多い。

「GoQSystem」と「クロスマ」はサービスの特徴や、利用企業の事業規模が異なっているという。それぞれのサービスの知見を掛け合わせることで、双方のサービス価値を向上できる。グループで両サービスを提供することで、幅広いEC事業者のニーズに対応できるようになった。

具体的には、「GoQSystem」の対応モール数の豊富さや徹底した顧客対応(CS)、サーバーの安定性、宅配サービスとの連携機能などの強みを「クロスマ」にも生かし、既存ユーザーに快適な利用体験を提供していくという。両サービスの既存ユーザー向けに、併用プランの提供も計画している。

藤本卓治代表は「アフターコロナでさらに盛り上がりを見せるEC業界では、一元管理システムのユーザー層も多種多様となっている。このニーズに応えるため、GoQSystemと、グループジョインしたIZUMIは、相互にシナジーを生むべく運営していく。GoQSystemマインドによりサポート人員の増強、対応能力の強化、チャーン改善、サーバーのスペックアップによる安定性・高速化など『クロスマ』の課題解決を始め、相互に安定した付加価値の高いサービスを維持・提供・構築していく」と話す。

「GoQsystem」と「クロスマ」は今後、さらなる機能拡充を図っていくという。


・クロスマ(株式会社IZUMI)
https://crossma.roborobo.co.jp/

・GoQSystem(株式会社GoQSystem)
https://goqsystem.com/