ヤマダホールディングスの2024年3月期におけるデンキセグメント(※参照)のEC・通販の売上高は、前期比16.7%増の857億1900万円だった。家具や他の法人ブランドを含む、全社のEC売上高は、前期比で約10%増になったという。全社EC売上高は非公開ながら、本紙推定で1600億円超となっている。
 
ECの販路別では、楽天市場でSOYの総合グランプリを受賞した。楽天市場とヤフーショッピングの売り上げが特に伸長したという。アワードを受賞したQoo10も、規模は小さいながら、大きく伸びたとみられる。
 
商品ジャンル別では、「VRヘッドマウントディスプレイ」「ゲームソフト」「オーディオ機器」「PCパーツ」など、エンターテインメント系や趣味分野の商品カテゴリーが大きく伸びたとしている。
 
2023年7月には、自社ECサイト「ヤマダウェブコム」を刷新。今後も、利便性の向上に向けた改革に注力していくとしている。ECでは、AIを導入することにより、購買率の向上を実現したともしている。


※デンキセグメントとは…ヤマダデンキを主とするセグメント。都市型店舗のLABIやアウトレット・リユース館といった実店舗や、自社ECサイト「ヤマダウェブコム」などのECサイトを含む。