ヤンマーホールディングス傘下のヤンマー建機(福岡県筑後市、工藤龍社長)は、従来機より走行性と作業性を高めた後方超小旋回ミニショベルの新製品を発売した。3トンと3・5トンクラスの2機種で、走行モーターの改善により平坦地での最高速度を従来機比7%向上させた。消費税込み価格は3トンクラスが579万円、3・5トンクラスが623万7000円。両機種で年間2300台の販売を目指す。

車幅1550ミリメートル、最小フロント旋回半径1630ミリメートルの小型設計に加えて、ブームスイング角度も改善したことで狭小な現場でも掘削、旋回、積み込み作業が可能。

3・5トンクラスでは登坂速度が最大25%向上したほか、掘削にかかるアームの上げ下げや旋回などの一連の動作時間も7%短縮。傾斜地における土木作業などの効率化に貢献する。


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