ビー・エム・ダブリュー(東京都港区、長谷川正敏社長)は、小型車ブランド「MINI(ミニ)」の電気自動車(EV)専用モデル「MINI ACEMAN(ミニ・エースマン)=写真」を発売した。内外装にリサイクルしたポリエステルやアルミニウムを使うなど、素材面でも環境に配慮した。消費税込みの希望小売価格は491万円から。

「E」モデルには容量42・5キロワット時、上位の「SE」モデルには同54・2キロワット時のリチウムイオン電池(LiB)を搭載。1充電走行距離(欧州仕様車)はEが310キロメートル、SEが406キロメートル。車両に蓄えた電気を外部に給電する機能を備える。

内装ではステアリングホイール背後のメーターパネルを廃止。運転に必要な情報は前方のヘッドアップディスプレーと、円形の有機ELセンターディスプレーに映し出す方式とした。車線逸脱警告システムや衝突回避・被害軽減ブレーキといった先進安全機能や、駐車時の支援機能なども標準装備した。