ミュージシャンGACKT(50)が14日までにX(旧ツイッター)を更新。東京都の区立中学校をめぐる「ヒップホップ禁止令」報道を受け、私見を述べた。

GACKTは、千代田区立・麹町中ダンス部の部活動をめぐり、ヒップホップダンスを発表する場がなくなり生徒が精神的苦痛を受けたとし、保護者が区の教育委員会に抗議文書を提出したとの報道記事を貼り付け、「ヒップホップが禁止って。全くもって理解に苦しむ」と言及。「何でよくわからん偏った大人の尺度で子供たちを縛るのか?そもそもダンスは自分の表現のためのもの。表現することに縛りをつけるのが教育と呼べるのだろうか?」と疑問を投げかけ、「自分たちが表現したいモノ、やりたいことがそこにあるなら思う存分やらせた上で、そこから道を選ばせたらいい。最初から表現することに縛りをつけてどうするんだ?」との思いをつづった。

今回の問題について「今の日本を象徴しているかのような歪んだ教育の末路とも言える」と指摘。「この学校を選んだ子供たちがアンラッキーとしか言えない。この学校には理想の子供像、教育像がすでに確立していて、そこからハミ出すことは許されないんだろうか」と教育現場に対するモヤモヤをつづり、「うーん、昔、アメリカでも『ヘビメタは聞くな!』と学校が禁止した途端に、多くの生徒が教室でヘッドバンキングをやめなかった話を思い出した」と記した。

なお、麹町中は13日までに公式ホームページを更新し、「現在、ダンス部の活動については、報道とは異なり、専門の指導者のもとヒップホップダンスを含め週2回の活動を実施しております」と一部報道内容を否定して現状を説明した。