内閣人事局が国家公務員の仕事を紹介する動画5本を公開した。国家公務員の志願者が減る中で「楽しい職場」「やりがいのある仕事」のPRに必死だ。

 国家公務員の仕事は「残業が多くブラック」というのが通り相場。コロナ禍では担当部署で月の残業が378時間と「過労死ライン」の月80時間をはるかに超えていた。財務省などは予算編成の時期には国会対応で、徹夜・泊まり込みは当たり前の世界。

 政府も「これでは優秀な人材が民間に流れてしまう」と、働き方改革を進めて志願者を増やそうとしている。

 動画では外務省の職員が首相の外遊の調整にあたった仕事の醍醐味をPRしたり、女性職員の1日に密着したり。でも、自民党議員の理不尽な要求のかわし方などは出てこない。