調理中に鍋の取っ手が折れたり、圧力鍋のふたが吹き飛んだりする事故が発生しているとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が、Xの公式アカウントで注意を呼び掛けています。

火力が強くなり過ぎないように調整すること

 NITEによると、調理中に鍋を持ち上げた際に、取っ手が折れたことで熱湯が飛び散り、やけどを負う事故が発生しているということです。

 事故の原因について、鍋底からはみ出すような炎によって長時間使用を続けたため、取っ手が加熱されてもろくなり、亀裂が生じて折れたと説明しています。

 また、圧力鍋で調理中、鍋のふたが飛び、天井とレンジフードを破損する事故も発生しています。圧力調整装置に調理物が詰まったため、内圧が異常上昇して破裂したことが原因だということです。

 NITEはこれらの事故を受け、調理時は鍋をこんろの中央に置き、炎が鍋の底面より大きくならないように火力を調整するのがポイントだといいます。

 また、圧力鍋は使用前に圧力調整装置が詰まっていないか必ず確認し、使用後は取扱説明書の指示に従って手入れを行うよう、アドバイス。詰まりがある場合は、製品に添付されたクリーニングピン(掃除ピン)を使って詰まりを解消するよう、呼び掛けています。