将棋の「女流棋士発足50周年記念パーティー」が16日、都内で行われた。女流棋士会会長の山田久美女流四段(57)以下、54人が参加した。

昭和から平成の女流棋界について振り返るメモリアルトークショーには、女流棋士第1号の蛸島彰子女流六段(78)、1996年(平8)に当時全冠達成となる女流4冠(女流名人・女流王将・女流王位・倉敷藤花)を果たした清水市代女流七段(55)、女流棋士として初めて男性プロとの公式戦で白星を上げた中井広恵女流六段、四間飛車のスペシャリストとして清水や中井と激闘を繰り広げた斎田晴子女流五段(57)が登壇した。

トークショーの最後に今後の女流棋界への希望として、中井が「これしかないでしょう」と、「打倒藤井8冠(藤井聡太竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖)」を挙げた。「そういう女流棋士が出てきてほしいです」と期待した。斎田も「男性のタイトル戦に出てタイトル獲得を」と期待していた。