<阪神2−0巨人>◇17日◇甲子園

巨人佐々木俊輔外野手(24)が中堅守備で転倒し、決勝点を献上した。

3回2死一、二塁。阪神森下の中堅後方への打球を追った。守備範囲の打球と思われたが、目測を誤った。1度前進し、後方に切り返した時に足を滑らせた。慌てて体勢を立て直すも、落下点に間に合わなかった。先制2点適時二塁打としてしまった。

佐々木は「自分のせいです。滑りました。前に出て2、3歩下がろうかなっていう時の切り返しで、足を滑らせた。言い訳にならない」と反省した。

阿部監督は「本人も滑ろうと思って滑っているわけじゃないから。天然芝で、そういうこともあるっていう。人工芝でもあるかもしれないけど。いい経験をしたんじゃないかなと思うし。スパイクの刃をあと1・5ミリぐらい長くしとけばいいかな」と話した。

4月17日。39年前に阪神戦で「バックスクリーン3連発」を浴びた日でもあった。甲子園、水曜日、ナイターが、あの85年以来に重なる巡り合わせの一戦。今度はバックスクリーン前の芝が勝敗を分けた。