<巨人2−1阪神>◇4日◇東京ドーム

阪神が初のサヨナラ負けを喫した。2位巨人との直接対決に連敗し、1ゲーム差に迫られた。

西勇輝投手(33)が7回無失点の快投。シェルドン・ノイジー外野手(29)の先制打で挙げた1点を守って、救援陣にバトンを渡した。8回、岩崎優投手(32)が15試合目で今季初失点を喫して1−1。延長10回、漆原大晟投手(27)が四球で出した走者を島本浩也投手(31)が返され、サヨナラ負けした。

接戦をものにしてきた阪神だが延長戦7戦目で初失点。延長負けも初めてだった。

岡田彰布監督(66)は西勇への援護点の少なさ、守備ミスの影響を指摘した。

一問一答は以下の通り。

−1得点ではきつい

「西が投げてるときは、こんなんばっかやもんなあ」

−ずっといい投球

「うん。なかなかな、援護点がないから」

−巨人戦でいい投球を

「ええピッチングしてるやんか、そら」

−延長10回の植田の盗塁死は自分で行った

「え? 自分ちゃうちゃうちゃう。そんなん言われへんやんか。作戦は言われへんよ」

−菅野は前回と組み立てを変えてきた

「そうでもなかったけどなあ」

−リリーフ陣はずっと頑張っていた。

「なあ、だからやっぱりフォアボールよな。フォアボールが絡むよな、点が入る時に。別に右対右で。それが余分になってくるよな」

−岩崎は責められないか

「うん。まあな、丸の時だけあれだけ高めにいったけどな。あとは抑えたし」

−延長10回、近本のライナーで木浪が帰塁できなかった。判断は難しかった

「そら難しいよ。ベンチから見ていても分からんかったもん。ショートバウンドのそれは」

−バッター陣は

「まあなあ、なんかちょっと続かんやろ。広島の2つ目からな。つながりがないよな。単発になるよな」

−3連敗しないことが大事と言っていた

「まあそら、2つ負ける時もあるよ、そら、そんなの。そんなんで深刻になっとったら1年間できるかいな。向こうも相手あるんやから。もうちょっとちゃんとしたら負けを防げたかなということやからな、結局は。それがな、またバント(処理)のミスも出るし、もっと普通にいけてるところを苦しく、苦しくなるからな。打順の巡り合わせも1人増えてるわけやから、結局そういうことやろ。単に0点に抑えた、1点に抑えたじゃないよ。打順が進むんやから、1つのああいうミスによって、フォアボールによって。何にもせんと進んでいくんだから、そういうことを考えなあかんわな」