<広島6−3中日>◇10日◇マツダスタジアム

中日が守備の乱れもあり、今季3度目の3連敗を喫した。

前回4月29日DeNA戦で8年ぶりの完投勝利を挙げた先発松葉貴大投手(33)が、3回まで毎回走者を許しながら粘投。だが2点の援護をもらった直後の4回裏、守備のほころびから広島に反撃された。1死から菊池の三塁への強い当たりに石川昂が反応できず、左前打に。2死から末包の投手強襲安打からの3連打で同点にされた。5回1死からは秋山の右翼への強い当たりに、細川が落下点に入りながら捕球できず。小園に勝ち越し打を許し、イニング途中で松葉は降板した。

立浪監督も「いい形で今日は先制できたし、松葉も立ち上がりから非常に良かったが、守備で今日は足を引っ張ってしまった。記録には表れないミスからの失点。ちょっと痛い試合になった」と、守備に苦言を呈した。カリステの先制アーチは出たものの、4番からの細川、中田、石川昂の3人で1安打。「クリーンアップの状態が上がらない中かもしれないけど、我慢のしどころ。あと1本、1本って言われるが、打席ではもう自分しかいないので、自信を持ってやってほしい」。最下位脱出へ、指揮官は打線にも奮起を期待した。