<ブルージェイズ2−12ドジャース>◇26日(日本時間27日)◇ロジャーズセンター

ドジャース大谷翔平投手(29)が「2番DH」でスタメン出場。第1打席で特大ブーイングを切り裂く今季第7号ソロを放つなど、4打数1安打1打点の成績だった。

1回1死、右腕バジットと対戦。ブルージェイズは昨年、大谷の移籍先最終候補に残っていたとされ、名前がアナウンスされると、ブルージェイズファンからは耳をつんざくような大ブーイングが起きた。カウント1−1からの3球目、内角の83・2マイルのスライダーを振りぬ行くと、打球は高々と上がり右翼席へ。ブーイングを切り裂く一打に、球場は騒然とした。打球速度は96・1マイル(約155キロ)、飛距離は360フィート(約110メートル)だった。

第2打席は1点リードの3回無死一塁、初球に一走ベッツが盗塁し、無死二塁の好機となった。大谷は誘い球に手を出さず、カウント3−1から四球を選んだ。

第3打席は再び3回。打者一巡し、7点リードの2死一、二塁で迎えた。右腕リチャードと対戦し、カウント2−2からの6球目、外角低めのチェンジアップを引っかけて一ゴロに倒れた。

第4打席は5回1死二塁で投ゴロに倒れた。

第5打席は10点リードの6回無死、左腕メイザと対戦。2ボールから真ん中高めのシンカーをハードコンタクトするも、二塁手の正面を突くゴロとなった。打球速度は112・8マイル(約182キロ)だった。

第6打席は9点リードの9回無死一塁で代打が送られた。

大谷はこれで打率3割5分4厘。得点圏では2度凡退し、得点圏打率は1割6分7厘となった。