<欧州選手権(ユーロ2024):ハンガリー1−3スイス>◇15日◇1次リーグA組◇第1節◇ケルン

UEFA欧州選手権(EURO2024)の1次リーグA組第1戦で、スイスがハンガリーに3−1で勝ち、3大会連続の決勝トーナメント進出に向けて白星スタートを切った。

前半12分、国際Aマッチ2試合目の出場となった27歳のFWドゥアー(ルドゴレツ)が代表初ゴールを決めて先制。27歳のMFアビシェル(ボローニャ)のスルーパスに抜け出し、冷静に右足で流し込んだ。直後はオフサイドの判定だったが、VARの結果、ゴールが認められた。

前半終了間際には先制アシストのアビシェルがペナルティーエリア外、ゴールまで約23メートルの距離から右足で見事なコントロールシュートを決めて2点目。カーブのかかったボールはゴール右隅に突き刺さった。こちらも国際Aマッチ通算21試合目の出場で初ゴールとなった。

後半からハンガリーが反撃。21分、23歳234日で欧州選手権における最年少主将となったMFソボスライ(リバプール)の左サイドからのクロスに、FWバルガ(フェレンツバロシュ)が頭から飛び込んで1点差に迫った。

その後も背番号10のエースを起点に攻めたが、スイスが後半アディショナルタイムにGKゾマー(インテル・ミラノ)の敵陣ゴール前までのロングキックを相手がクリアしきれず、こぼれ球を拾った途中出場のFWエンボロ(モナコ)が右足でループシュート。27歳FWの代表通算14点目で勝負を決めた。