<バスケットボール男子B1:アルバルク東京78−67千葉J>◇17日◇第33節◇東京・代々木第1体育館

 

東地区2位のA東京が、同地区3位千葉Jに快勝した。持ち味の守備力をこの日も発揮。リーグ2位の平均得点84・9点を誇る千葉の攻撃を抑え込んだ。前半を42−16で折り返し、後半も相手の反撃を許さなかった。司令塔のテーブス海は「コーチやスタッフが組み立ててくれたゲームプランを、選手たちが40分間遂行できた」と納得の表情で振り返った。

15日には、父が監督を務めるWリーグの富士通がリーグ戦を初制覇。会場で観戦したテーブスは、「めちゃくちゃ感動した。お父さんが悔しい思いをしてきたことはよく分かっていたので、やっと優勝できたところを現場で見られてうれしかった」と笑顔をみせた。

自身と同じポジションのポイントガード町田瑠唯と、指揮官である父との絆の深さにも心打たれたという。「ポイントガードからすれば、夢のようなヘッドコーチ(監督)との信頼関係。僕もアドマイティスコーチと、そういう関係をつくれたら」と力を込めた。

父子での同一年リーグ制覇に向けて、「親子で優勝できたら、間違いなく面白いストーリーになる」と意気込む。「これから自分たちもチャンピオンシップに入っていく中で、本当にモチベーションになった」。父から受けた刺激を力に変え、シーズンの最終盤も突っ走る。【奥岡幹浩】