バスケットボールBリーグ2部ベルテックス静岡は10日、ファクンド・ミュラー監督(50)の退任を発表した。

同監督はB3時代の20−21年シーズンから指揮を執り、B2昇格へ導いた功労者。チームを通じ「所属クラブのレベルも上がり、我々としても、これ以上に高いレベルで戦わなければなりませんでした。日々練習に励み、すべてのチームと対等に戦えたと思います。目標のプレーオフ(PO)に進出することもでき、とてもうれしく思っております」とコメントした。

就任後は3季連続で勝率7割を超え、B3の22−23年シーズンは3位で昇格。B2初年度の今季は29勝31敗で目標の勝率5割には届かなかったが、ワイルドカードでPO進出を果たした。東地区1位のA千葉に敗れたものの、善戦した時間帯も多かった。松永康太社長(40)は「今後成長していく過程でチームの礎を築いてくれた。ミュラーの名は長い歴史の中に間違いなく語り継がれていく」と感謝した。

また山田安斗夢(26)大塚勇人(34)大友隆太郎(30)吉田健太郎(28)の契約満了も発表した。