日本水泳連盟は27日、今年7月に開幕するパリ五輪の競泳日本代表選手を発表した。24日まで東京アクアティクスセンターで行われた代表選考会で同水連が定めた派遣標準記録を突破して個人種目での内定を得ていた33歳で女子100メートル、200メートル平泳ぎの鈴木聡美(ミキハウス)=福岡県遠賀町出身=や、女子100メートルバタフライの池江璃花子(横浜ゴム)、男子200メートル個人メドレーの瀬戸大也(CHARIS)ら19選手のほかリレーメンバーが発表された。

 鈴木大地会長は「昨年、派遣標準記録を決定するときに、厳しいタイムを設定いたしまして、派遣の選手が少なかったらどうしようかなと思いましたが、大勢のベテランや若い選手が代表を決めてくれて大変うれしい。ただ、ここで終わりではなく、ここからがスタート。残り4カ月でさらに1段、2段レベルを上げて、パリで戦う姿勢を見せていただきたい」と期待を寄せた。

 パリ五輪の競泳は7月27日から8月4日に開催される。

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 個人種目の男子は松元克央(ミツウロコ)、竹原秀一(東洋大)=福岡県宗像市出身、渡辺一平(トヨタ自動車)=大分県津久見市出身、花車優、本多灯(いずれもイトマン東京)、水沼尚輝(新潟医療福祉大職)、寺門弦輝(セントラルスポーツ)、瀬戸大也(CHARIS)、松下知之(スウィン宇都宮)。リレーメンバーで柳本幸之介(日大)=佐賀県伊万里市出身、村佐達也(名鉄SS刈谷)、真野秀成(セントラルスポーツ)、松山陸(銀座千疋屋)、谷口卓(中京大)。

 女子の個人種目は鈴木聡美(ミキハウス)、青木玲緒樹(ミズノ)、平井瑞希(アリーナつきみ野SC)、池江璃花子(横浜ゴム)、三井愛梨(横浜サクラ)、牧野紘子(あいおいニッセイ同和損保)、大橋悠依(イトマン東進)、松本信歩(東京ドーム)、成田実生(金町SC)、谷川亜華葉(イトマン近大)。リレーメンバーは小堀倭加(あいおいニッセイ同和損保)、白井璃緒(ミズノ)、池本凪沙(イトマン東京)。