フェンシング女子フルーレでパリ五輪出場を確実にしている上野優佳(22)=大分県別府市出身=が8日、産業ガス大手の「エア・ウォーター」に入社して東京都内で記者会見し「最大の目標はパリ五輪で金メダルを獲得すること」と意気込んだ。

 2021年東京五輪で個人、団体とも6位入賞し、昨年の世界選手権は団体の16年ぶり銅メダル獲得に貢献。同社初のアスリート社員として競技に専念するだけに「世界中の人に社名を知っていただければ」と話した。

 兄で男子フルーレ日本代表の優斗(24)も入社。約2年間続いたけがから復帰し、28年ロサンゼルス五輪に照準を合わせる。「きょうだいで五輪出場、メダル獲得を目指して頑張りたい」と誓った。
(末継智章)