今季バレーボールVリーグ男子2部(V2)に所属した大分三好ヴァイセアドラー(本拠地・大分市)は4月30日、5月20日をもって休部し、2024〜25年シーズンに発足する新生Vリーグ参戦を辞退すると発表した。

 1994年、三好内科・循環器科医院の開業と同時に三好循環器科EKGとして創部。2006年にプレミアリーグ昇格。18〜19年に始まったVリーグではV1でスタート。男子の九州勢で唯一V1でプレーしたが、23〜24年シーズンはV2で戦った。

 今年3月にチーム創設者でオーナーの三好博氏が死去。新生Vリーグ参戦を目指したが、ジャパンバレーボールリーグ(JVL)理事会で施設基準、財務基準などの改善を求められ「停止条件付」のVライセンス交付となっていた。

 クラブはホームページで「新リーグ元年という節目の年に、このような不本意な形となり、長年応援していただきましたファンや地域の皆さま、ご支援をいただきましたスポンサーや行政の皆さま、その他関係者の皆様にはたいへん申し訳なく思っております。地方の一個人病院のチームとしてトップリーグ12シーズン、2部リーグ8シーズン、日本のバレーボールリーグに参加できたことは、皆さまのご協力と支えがあったことだと思っております」とコメントした。5月19日にファン感謝祭を実施予定という。