◆ソフトバンク8―0楽天(30日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(35)が、2試合連続の3号ソロ本塁打を放った。29日の西武戦(みずほペイペイドーム)では劇的な逆転サヨナラ3ラン。この日は「確信歩き」で見送る右翼席への特大弾で貴重な追加点を挙げた。

 3点リードの5回先頭での一発。柳田は「いいスイングができました。効果的な追加点を取ることができて良かったです」とコメントした。小久保監督は「(2回に)3点取ったあと、次の1点が向こうだともつれそうな展開ですよね。そこで柳田がホームラン打って、ビッグイニングになったのであそこで今日は勝負あったかなという感じですね」と分岐点に挙げた。

 世間は先週末からゴールデンウイーク(GW)に突入したが、プロ野球は観客も増える〝稼ぎ時〟となる。29日のお立ち台で柳田は「僕は毎日仕事をしているので、(GWの)楽しみ方を教えてほしいくらいなんですけど、予定のない方はぜひ野球を見てバカ騒ぎしてください」と茶目っ気たっぷりに応えた。

 近年を振り返っただけでも柳田はGWに記憶に残る活躍を見せている。昨年は4月28日の日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)で延長10回に決勝3ラン。新球場のチーム初陣を飾った。5月6日のロッテ戦(ZOZOマリン)でも2打席連発を放った。

 2022年はファンなら誰でも思い出すだろう。5月3日のオリックス戦(ペイペイドーム)で山本由伸(現ドジャース)から劇的なグランドスラムを放った。その翌日にも決勝弾をマークし、球団の5000勝を飾った。

 若かりし2015年には工藤監督の誕生日(5月5日)にサヨナラ弾を放ち、バースデーソングを奏でたこともある。これからが本番を迎える今年のGW。ギータによる「GGW」(ゴールデン・ギータ・ウイーク)はどんな活躍を見せてくれるのだろうか。(小畑大悟)