西武は2日、6月1日の巨人戦と同15日のDeNA戦(いずれもベルーナドーム)でレジェンドOB同士による1打席対決を行うと発表した。

 巨人戦では辻発彦前監督が、通算113完投し180勝した「ミスター完投」こと元巨人の斎藤雅樹氏と対戦。1993、94年の日本シリーズで対戦した両者が相まみえる。斎藤氏は「辻さんは当時1番バッターとして出塁率も高く、日本シリーズでは打たれた記憶の方が強かったので、今回お話をいただいたときは少しどきっとしました(笑)。1打席のみですが対戦させていただけるので、しっかり抑えられるように。当日お越しになられたファンの皆さまを楽しませることができるように、そして久しぶりの投球を楽しみたい」とコメント。辻前監督も「斎藤さんとは日本シリーズで何度か対戦しましたが、今回約30年ぶりに対戦できるということで、打てないでしょうが真剣勝負を楽しみにしています」と対決を待ち望んだ。

6月15日に1打席対決する鈴木健氏(右)と野村弘樹氏(球団提供)

 6月15日には西武OBの鈴木健氏が、1998年に横浜の日本一に貢献したサウスポーの野村弘樹氏と対決。2013年の交流戦のイベントで1打席対決した際は鈴木氏が右中間へ安打を放っており、11年ぶりの再戦となる。3月のOB戦にも出場した鈴木氏は「またベルーナドームのグラウンドで打者としてプレーできるのが非常に楽しみです。野村さんとは、2013年にイベントで対戦してヒットを打てたので、今回も打ちたいですね! ライオンズ、そしてベイスターズファンの皆さまに楽しんでいただけるよう真剣勝負に徹します」とコメント。野村氏は「鈴木さんは同い年でかつ入団年も同じなので、当時は結構意識していました。1998年の日本シリーズでは6打数2安打でしたが、三振が取れなかった記憶が強いですね。2013年のイベントでは右中間にヒットを打たれてしまったので、今回こそは抑えられるようにがんばります」と雪辱を誓った。

 1打席対決は試合前に実施。OBは試合中も場内で聞ける球場副音声トークや、試合後のトークショーで現役当時の裏話を披露する予定。