政治資金規正法の改正をめぐり、自民党と公明党は政策活動費の使い道の公開などについて協議しました。今週中の与党案のとりまとめに向け、詰めの調整が続いています。

自民党・鈴木馨祐議員「もう距離はかなり縮まってきている状況の中で、その一致ということに向けて、まだ少々作業があるかなと思っております」

8日も自民・公明両党は、政党から議員個人に支出され、使い道を公開する義務がない「政策活動費」の扱いなどについて協議しました。

政策活動費について、自民党は政党が議員個人に支出するときに、「調査研究費」や「広報宣伝費」などといった10種類程度の項目とあわせて金額を公開する案を主張しています。

一方、公明党は、受け取った議員個人が「明細書」を作って使い道を公開するよう、求めています。

パーティー券の購入者の公開基準については、両党は現在の「購入額が20万円を超えると公開」との基準を引き下げる方向では一致しています。ただ、公明党が「5万円を超えると公開」と主張している一方、自民党内には「10万円を超えると公開」とするべきとの意見があるなど、折り合えていません。

両党は今週中の与党案のとりまとめに向け、9日も朝から協議することにしています。