中国軍は、3隻目の空母となる「福建」が、初の試験航海を終えたと発表しました。空母の動力などについて「期待した性能を達成した」と成果を強調しています。

中国軍は8日、中国で3隻目となる空母「福建」が、8日間の試験航海を終えたと発表し、航行中の福建の映像を公開しました。

「福建」は、中国の空母で初めて艦載機を加速して飛ばすことができる電磁式のカタパルトが装備されていて、映像では甲板に3本のカタパルトが確認できます。

中国軍は試験航海で、「福建」の動力や電力といったシステムの安定性などを検証し、「期待した性能を達成した」としています。

試験航海は今後も複数回重ねる必要がありますが、映像の公開は実戦配備に向け、準備が進んでいることを強調する狙いもあるとみられます。