60万ドル、日本円で9400万円相当が当選したという、SNSのメッセージを受け取った大分県別府市の80代の男性が、およそ40万円分のギフトカードの利用権をだまし取られたことがわかりました。警察が詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、別府市に住む80代男性は今年3月下旬、SNSで「60万ドルが当選しました。日本で2人目です」などというメッセージを受け取りました。

その後、男性は、5月になって「送付手数料として、ギフトカードの画像の送信が必要」というメッセージに従い、6月10日まで、8回にわたってコンビニエンスストアでギフトカードを購入、相手に送信して、あわせて40万5千円分のカードの利用権をだまし取られました。

不審に思った男性の家族から相談を受けた金融機関が、警察に連絡し、被害が判明しました。

警察は「高額当選」や「ギフトコードの送信」といったメッセージは詐欺を疑い、家族や知人、警察に相談するよう注意を呼びかけています。