四国電力は、2023年度の連結決算を発表しました。3年ぶりの黒字決算で最終的なもうけを示す純利益は、過去最高となっています。

四国電力によりますと、23年度の売上高は、7874億円で、前の年度から458億円減りました。

一方で、燃料費が低下したことなどから営業費用が大きく減少し、本業のもうけを示す営業利益は、785億円の黒字と3年ぶりに黒字に転換しました。また、最終的なもうけを示す純利益は、605億円の黒字で過去最高となりました。

今回の決算を受けた電気料金の値下げについて四電の長井啓介社長は、燃料価格の高騰などで決算が、2年連続で赤字になるなど財務基盤が大きく損なわれていて、まだ値下げを考える段階ではないなどとしています。