大麻などの薬物に、万引きや闇バイト、そうした犯罪に巻き込まれないよう注意を呼び掛ける非行防止教室が5月15日、観音寺市の中学校で開かれました。

(教室のようす)
「大麻は一度でも使うと乱用になる?正解は丸です」

観音寺市の豊浜中学校で開かれた非行防止教室には、1年生約50人が参加しました。香川県内の小・中学校を対象に県警が開いているもので、少年事案を担当する警察官が県内で2023年、検挙・補導された中学生は91人におよび、前の年と比べ26人増加したことなどを話しました。

また、大麻取締法違反で検挙される少年は全国で急増し、県内でも2023年、9人が検挙されていて、「薬物所持などの犯罪は身の回りに潜んでいる」と生徒たちに注意を呼びかけました。

(生徒)
「(万引きや大麻など)軽い気持ちでやると犯罪になると分かった」
「やってはいけないと思うことをしっかり断れるようにしたい」

(香川県警人身安全・少年課 村尾隆之 課長補佐)
「SNSが身近になるとあらゆる角度から犯罪が近づいてくるので、甘い言葉には必ず裏があると思ってこれからの生活を過ごしてほしい」

また15日は、SNSを通じた誹謗中傷や闇バイトなどの犯罪にも注意するよう呼び掛けられました。