今年の「春の叙勲」と「春の褒章」の受章者が発表され、長年、地方自治や公共の業務などに従事した人を称える「春の叙勲」には県内から４４人が選ばれました。

このうち、旭日単光章を受章するのは宜野湾市の義肢装具士佐喜眞保さん（７１）です。

▽佐喜眞義肢　佐喜眞保会長：
「義足の場合は痛くないと言われた時にはほっとするし嬉しい。やって良かったというんですかね、この仕事の冥利だなと思います」

これまでに延べ５万人あまりの患者の痛みと向き合い、製品を提供してきた佐喜眞さんは、７１歳になった現在も精力的に工房内を動き回ります。

▽佐喜眞保会長：
「ものづくりというのは日進月歩でね、どんどん技術も材料も変わってくる。常に進化する仕事をやっていきたいと思っています」

地域の発展に尽力した人に贈られる「春の褒章」には航空機の整備を担ってきた豊見城市の知花賢和さん（６５）や久米島紬の製作に携わる久米島町の宮平トシ子さん（７７）など、１０人が受章しました。