上方演芸界において新人登竜門のひとつである『第５４回 ＮＨＫ上方漫才コンテスト』が、５月２４日に放送される。本選に選出された８組の芸人のうち５組が初出場というフレッシュな顔ぶれ、そして審査員には、林健（ギャロップ）と漫画家・東村アキコが初参加することが分かった。

■ ２０２３年に初審査員、続けざまに抜擢

過去にはオール阪神・巨人、トミーズ、ティーアップ、フットボールアワー、笑い飯など、ベテラン・中堅が最優秀賞を受賞し、近年ではかまいたちや和牛、天才ピアニスト、そして２０２３年大会ではスナフキンズが優勝。漫才、コント、漫談などジャンルを問わず、結成１０年以下の芸人が対象となる。

放送に先立ち５月１５日、出場者の発表とブロック分け抽選会が「ＮＨＫ大阪放送局」でおこなわれた。１０５組が参加した予選を勝ち抜いた８組が抽選の結果、Ａブロックがくわがた心、清川雄司、ラビットラ、フースーヤ、Ｂブロックはたくろう、ＴＨＩＳ ＩＳ パン、マーメイド、シモリュウで争われることが決定した。

そして審査員には、トミーズ雅、内藤剛志、ハイヒール・リンゴ、増田英彦（ますだおかだ）、ＤＪ ＫＯＯという馴染みの面々に、今回より林（ギャロップ）と東村が参加。林は２０２３年の『第１３回ｙｔｖ漫才新人賞決定戦』への事前ＲＯＵＮＤで、初審査を務め、ときにはシビアな、昨今の賞レースでは珍しい鋭いコメントを繰り出す一幕もあった。

そして今回、間髪入れずに、『ＮＨＫ上方漫才コンテスト』への審査員に抜擢。是洞チーフプロデューサーは、オファーした理由について「過去にこの大会で優勝いただいて、最近も『ＴＨＥ ＳＥＣＯＮＤ〜漫才トーナメント〜２０２３』で優勝され、さらに活躍されているので、芸人の先輩として審査していただきたく、お願いしました」と、期待を寄せる。

『第５４回ＮＨＫ上方漫才コンテスト』は５月２４日、ＮＨＫ総合（関西地方）にて、夜７時３０分より生放送される。司会は前年に続き千原兄弟、また日向坂４６・佐々木久美が務める。