沖縄が本土に復帰して2024年5月15日で52年です。政府が進める普天間基地の名護市辺野古への移設や先島諸島を中心に進む自衛隊の機能増強いわゆる南西シフトなど沖縄の過重な基地負担は現在も変わっていません。

1972年5月15日、基地のない平和な島の実現を求め27年間続いたアメリカの統治が終わり沖縄は本土に復帰しました。復帰後、県経済は観光業を中心に発展を遂げましたが、県民所得は全国最下位の水準で深刻な子どもの貧困問題など未だに本土との経済格差が生じています。また、在日米軍の専用施設の約7割が沖縄に集中し、さらに政府による自衛隊の南西シフトによって日米の軍事一体化による沖縄への負担は増す一方です。

玉城知事は「平和を希求する先人たちの思いを引き継ぎ未来を生きる子や孫たちのためにより良い未来を創造するため復帰50年の節目に策定した新たな建議書に込めた願いを叶えられるよう取り組む」とコメントしています。