アメリカ軍は23日、6か月連続となる嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を実施すると発表しました。

嘉手納基地には20日、大型の無人偵察機MQ−4が飛来するなど基地の負担軽減に逆行する状況が続いています。

アメリカ軍は23日午後6時から9時半にかけて嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施すると航空情報で通知しました。

パラシュート降下訓練は、例外を除き伊江島補助飛行場で行うと日米で合意されていますが、アメリカ軍は伊江島補助飛行場の滑走路の整備が不十分で、即応性を確保するため嘉手納基地での訓練が必要として去年12月から5か月連続で訓練を実施してきました。

県は21日、アメリカ軍に対し口頭で訓練の中止を求めました。

嘉手納基地での降下訓練を巡っては県や周辺自治体がこれまでも中止を申し入れていますが聞き入れられず、玉城知事は今月10日、木原防衛大臣に抗議と申し入れを行ったばかりです。

また、嘉手納基地には去年、無人偵察機MQ−9が配備されたほか20日にはアメリカ海軍のMQ−4が一時的な配備で飛来し地元が求める基地負担の軽減に逆行する状況が続いています。