産学官の連携で特定外来生物に指定されたアリの抑え込みに成功しました。

「ハヤトゲフシアリ」は、ヒアリのように人を刺すことはありませんが生態系に影響を及ぼす恐れがあり特定外来生物に指定されています。

2020年に那覇軍港沿いの国道などで生息が確認され、環境省やOISTのほか企業が薬剤を提供するなど、防除作業を継続してきました。

その結果、この地域で2年以上ハヤトゲフシアリは確認されず、抑え込みに成功したとして23日、注意喚起の看板が撤去されました。

▽環境省沖縄奄美自然環境事務所 吉村正志さん:
「今回のこの成功は、よく言われる産学官全体の連携というのが達成の秘訣だったと思うんです。」

那覇軍港内でも、アリの検出数は順調に減少していて、アメリカ軍も含めた関係機関の協力で、ハヤトゲフシアリの根絶を目指します。