東京ディズニーシー(TDS)に6月6日に誕生する8番目の新テーマポート『ファンタジースプリングス』。オープンに先駆け、7日に行われたプレスプレビューの模様をレポートする。

 「ラプンツェルの森」にあるのは、映画の中で酒場の荒くれ者たちが集うレストラン『スナグリーダックリング』。この酒場は隣に立つ巨木によって傾き、枝の葉の影に隠れている。入口には「スナグリーダックリング」と書かれたアヒルの看板がぶら下がり、ゲストを出迎える。

 店内は、映画の世界を再現する酒場や馬小屋などをイメージ。装飾の細部には、酒場の荒くれ者たちが夢を叶えた幸せな物語が示されていて、フックハンドがピアノを弾いたステージや、インテリアデザイナーになる夢を持つグンターがつくった熊をかたどったイスなどがある。さらに“隠れピノキオ”も。

 「ダックリングドリームチーズバーガーセット」などの各種ハンバーガーや、アヒルのクッキーがのった「ダックリングマフィン」、フライパン型のお皿にのった「スウィーツエバーアフター」など、映画の雰囲気そのままに気軽に食べられるメニューがそろう。バーガー単品900円から、デザートは600円からとお手頃価格でお腹もしっかり満たせるので、新エリア内の“本命”グルメとして人気を集めること間違いなし。

 限定のスーベニアは、ラプンツェルとフリンが描かれたランチケース、プレートをはじめ、タンブラー&パスカルのマドラー&ダックリングのコースターセットなどがある。

 『スナグリーダックリング』は、約620席のカウンターサービスのレストラン。メニューは、ディズニー・モバイルオーダーにて注文可能。

 ファンタジースプリングスは、TDS開業以来最大となる総開発面積役14万平方メートルを2019年5月の工事着手から約5年、総投資額約3200億円をかけて開発。ディズニー映画を題材とした3つのエリア「フローズンキングダム」(『アナと雪の女王』をテーマとしたエリア)、「ラプンツェルの森」(『塔の上のラプンツェル』をテーマとしたエリア)、「ピーターパンのネバーランド」(『ピーター・パン』をテーマとしたエリア)と、1つのディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」からなり、“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”をテーマとしている。

 なお、同エリアへ入場するにはTDSのパークチケットのほか、対象アトラクションのスタンバイパス(無料)または、ディズニー・プレミアアクセス(有料)の取得が必要となる。