吉高由里子・吉沢亮・仲里依紗・Perfumeらが所属する総合エンターテインメント企業『アミューズ』が約6年ぶりに実施した、アミューズボーイズオーディション「NO MORE FILTER」。6日に都内にて最終審査会が行われ、静岡県出身の大学1年生、18歳の鈴木太士(すずき・たいし)さんが審査員特別賞に選ばれた。

 この日の最終審査では、1人ずつ特技披露などを行う自己アピールタイム、各々の人となりを深堀りするトークタイム、そしてファイナリストぞれぞれが同オーディションにかける思いを語るスピーチタイムを実施。

 審査員特別賞に選ばれた鈴木さんは、5歳から18歳まで13年間サッカーに打ち込んできたという、身長186cmの身体能力抜群男子。最初のアピールタイムでも、高身長を活かしたヘディング技やラダーを使ったサーキットトレーニングで、その身体能力の高さをアピールしていた。

 ファイナリストが自分らしさを思う存分発揮できるように前半・後半4人ずつに分かれて行われたトークタイムでは、それぞれが事前に答えたパーソナルなアンケートを基にしたトーク&クイズコーナーにも挑戦。鈴木さんは、自身の性格について「体はデカいのに、メンタルはめちゃくちゃ弱かったり、案外器用」と自己分析。また、MCから「人付き合いで大切にしていることは?」と聞かれると、満面の笑みで「笑顔です!」と回答。オープニングでの挨拶やアピールタイムでも終始、弾けんばかりの笑顔で会場の空気を明るくしていた鈴木さんに対し、ファイナリストたちも「すごく明るいし、陽キャ」「SNSでやり取りする時も文面だけで笑顔が伝わってくる」と語るなど、コミュニケーション能力の高さも垣間見えた。

 最後に行われたラストスピーチで鈴木さんは、「僕は13年間ずっとサッカー一筋の生活で、表舞台の仕事には何も縁がない状態の人間だったので、最初は自分にできるかな?とすごく不安でした」と正直な想いを明かし、「でも、今回のオーディションを通して表舞台の楽しさやワクワク感、面白さみたいなものを感じるようになってきて、モデルや俳優など、いろいろとチャレンジする機会をいただけるのなら、全力で頑張りたいと思っています」とコメント。

 そして最終選考会の結果、審査員特別賞に選ばれた鈴木さん。プレゼンターを務めた本島純政から花束が贈られると、「まさか自分が賞をもらえるなんて思っていなかったので、今ビックリしてしまっているのですが、嬉しいです」と喜びを噛みしめ、「将来は世界で活躍できるモデルになりたいという夢があって、そのためにはコミュニケーション能力や愛想なども大事になってくると思うので、人との関わりを大事に生活していきたいと思います」と意欲を見せた。

 今回のアミューズボーイズオーディション「NO MORE FILTER」は、これまで45年の歴史で、不定期ながらも度々全国的な大規模オーディションを開催し、野村周平・吉沢亮・清原果耶・堀田真由・金子大地・茅島みずきといった様々な才能を発掘してきたアミューズが、創立以来初となる"ボーイズオーディション"として開催。サブタイトルの「NO MORE FILTER」には、ありのまま、オリジナルな才能に出会いたい、"フィルターは必要ない!"という想いが込められており、役者・モデル・ミュージシャンなどのジャンル区分をあえて設けていないことも、このオーディションの特徴となっている。

 応募資格は12〜22歳(2023年4月2日時点の満年齢)の男性で、他事務所・レコード会社などと契約していない人。昨年10月より募集&1次選考がスタートし、11月〜2024年1月にわたって2次・WEB面談選考が実施された。その後、2次選考を通過した72人が2月〜3月にアミューズヴィレッジ(山梨)で行われたが3次・合宿審査に参加し、8人のファイナリストが決定。

 最終選考会の結果、グランプリに輝いたのはアピールタイムでロシア語とトランペット演奏を披露した東京都出身の大学3年生・黄兆銘(こう・よしあき/20歳)、審査員特別賞はサッカーのヘディングとサーキットトレーニングを披露した静岡県出身の大学1年生・鈴木太士さん(すずき・たいし/18歳)が受賞した。

 【受賞者プロフィール】
■グランプリ、THE KISS 賞(W受賞)
黄兆銘(こう・よしあき)さん/2003年7月3日生まれ/20歳・大学3年生/東京都北区出身/身長183cm/特技・趣味:ロシア語、トランペット/自薦
■準グランプリ
西浦心乃助(にしうら・しんのすけ)さん/2009年7月10日生まれ/14歳・中学3年生/兵庫県明石市出身/身長163cm/特技・趣味:サッカー/他薦
■審査員特別賞
鈴木太士(すずき・たいし)さん/2005年9月21日生まれ/18歳・大学1年生/静岡県沼津市出身/身長186cm/特技・趣味:サッカー/他薦