俳優・伊藤沙莉が主演を務める、連続テレビ小説『虎に翼』(月〜土 前8:00 NHK総合 ※土曜日は1週間の振り返り/月〜金 前 7:30 NHK BS、BSプレミアム4K)の第35話が、17日に放送された。

 第35話は、優三(仲野太賀)からの提案を受け入れて婚約することにした寅子(伊藤沙莉)。直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)は驚くが、二人を祝福する。寅子は職場で雲野(塚地武雅)にも報告。弁護士としてはじめての仕事を引き受けることになった寅子は堂々たる法廷デビューを果たす。寅子は「紙切れ一枚でこんなに状況がよくなるなんて」とよね(土居志央梨)に語るが、よねは納得していない様子で…というストーリーだった。

 寅子が選んだ“社会的地位のための結婚”という道に、疑問を抱いている様子のよね。納得のいかない表情を浮かべながら「逃げ道を手に入れると、人間弱くなるもんだぞ」という言葉をぶつけた。

 視聴者からは「よねさんの台詞が心に刺さる」「良き友の言葉は耳に痛し よねさんの苦言にドキッとしたのは私だけかなぁ」「よねさんの発言、図らずも逃げ恥に繋がりますね」「いつだって自分を模索しながら生きていく、それが人間なんだなと学べるドラマ」「よねさんの言葉が今後のフラグになりそう」などの声が寄せられている。

 第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を俳優・伊藤沙莉が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントとなっている。