DDTプロレスが6月5日、東京・新宿FACEで「What are you doing 2024 TOUR in SHINJUKU」を開催した。TEAM NOAHの“大将”潮崎豪がサプライズで電撃上陸。小峠篤司と組み、7月21日の両国国技館でKO-Dタッグ王座(王者組は遠藤哲哉&飯野雄貴)に挑むことが決定した。

 この日、バーニングの遠藤、飯野、高鹿佑也組が、秋山準、小峠、松永智充と激突した。5月29日、新宿で行われたノアの新ブランド「LIMIT BREAK」で秋山と小峠が一騎打ち。勝利した秋山が「一つのところじゃなくて、いろんなところ。俺のいるDDTでもいいし、ちょっと来い。オマエに足りないものも今の俺だったら教えられるのかな」と発言。それを受けて、小峠のDDT参戦が実現した。

 試合は両軍、激しい戦いを展開。若手の高鹿も小峠の腕を攻め立てるなど奮戦したが、小峠のキルスイッチで高鹿が沈んだ。試合後、テーマ曲とともに潮崎が登場し、遠藤&飯野と視殺戦を繰り広げると「遠藤、飯野! オマエたち、俺と戦いたいんだよな? やってやるよ。ただしオマエたちのタッグベルトかけろ! 俺と小峠が挑戦してやるよ」と上から目線でアピール。遠藤は「断る理由なんかない。俺たちとこのKO-Dタッグのベルトをかけてやろう。ただ、この試合の後、俺たちの強さしか残らない。いつでもアンタから3カウントを獲る準備はできてるんだ」と受諾。両軍の合意があったため、今林久弥GMが7・21両国で王座戦を組むことを緊急決定した。

 バックステージで遠藤は「どっちがバーニングかハッキリさせてやる」、飯野は「潮崎豪がDDTのリングに来てくれた。俺が両国で潮崎豪から3カウント獲って防衛して、バーニングを吸収してやる」と意気上がった。

 潮崎は「小峠と挑戦させていただきます。遠藤、飯野、2人ともまとめて倒してやります。一発で奪い取ってみせます」、小峠は「遠藤はずっと潮崎豪とやりたいと言ってたんで。俺はあっちからの指名ととらえてます。DDTとノアじゃ踏んでる場数も違うし、危機感も違うと思うし。負けないよ」と余裕を見せた。

 なお、このタイトル戦決定に伴い、6・30後楽園ホールで遠藤&飯野&高鹿vs潮崎&小峠&Hi69による前哨戦が行われることも決まった。

【大会名】What are you doing 2024 TOUR in SHINJUKU
【日時】2024年6月5日(水)
【会場】東京・新宿FACE
【観衆】344人(超満員)

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
樋口和貞&●須見和馬 vs 納谷幸男&中村圭吾○
7分9秒 変形十字架固め

▼第二試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
○MAO&勝俣瞬馬 vs 男色ディーノ&平田一喜●
11分58秒 TKO勝ち
※居合いキック→レフェリーストップ

▼第三試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
遠藤哲哉&飯野雄貴&●高鹿佑也 vs 秋山準&小峠篤司○&松永智充
11分15秒 エビ固め
※キルスイッチ

▼第四試合 木曽大介レフェリー14周年記念試合〜スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
○石井慧介&入江茂弘 vs To-y&夢虹●
10分49秒 体固め
※両腕極めドライバーTURBO

▼第五試合 CDK結成5周年記念試合〜IWA JAPAN SETUP世界タッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>○クリス・ブルックス&高梨将弘 vs 大石真翔●&旭志織<挑戦者組>
8分19秒 H.O.D
※第2代王者組が初防衛に成功。

▼セミファイナル KO-D6人タッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>佐々木大輔& ●  KANON&MJポー vs HARASHIMA&ヤス・ウラノ&彰人 ○  <挑戦者組>
13分43秒 エビ固め
※HARASHIMAの蒼魔刀。佐々木組が初防衛に失敗、HARASHIMA組が第55代王者組となる。

▼メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>○上野勇希 vs 髙木三四郎●<挑戦者>
24分1秒 片エビ固め
※BME。第82代王者が5度目の防衛に成功。

〈写真提供:DDTプロレス〉