U23アジアカップ準決勝でイラクを下し、無事8大会連続となる五輪出場を決めた日本。

今回の予選は開催時期もあり招集できない選手が多く、前回の東京五輪にともに出場した韓国やサウジアラビア、オーストラリアが次々と敗退していく中で掴んだ本大会への切符だった。

日本サッカー界全体で勝ち取ったと言えるパリ五輪出場。今年3月に日本サッカー協会(JFA)会長に就任した宮本恒靖氏も今回の結果を受けて以下のようにコメントしている。

「8大会連続でオリンピック出場を決めた監督、スタッフ、選手、関係者のこれまでの努力に敬意を表します。また、FIFAマッチデーではない大会期間にもかかわらず、選手を派遣してくれたクラブの皆様にも心から感謝をしています。イラクとの準決勝ではチームは生き物だと改めて感じた試合でした。大会が進み、試合を重ねるごとにチームが成長していることをとても感じています。この勢いで決勝も戦って優勝して欲しいと願っています」

宮本氏自身も選手時代、2000年のシドニー五輪へ出場。前年にワールドユース準優勝を成し遂げた“黄金世代”とともにベスト8の成績を残しているだけに、今回のチームの成長ぶりに注目しているようだ。

大岩剛監督率いるU-23日本代表はパリ五輪に向け、6月に海外遠征を計画中と伝えられている。おそらくそこでオーバーエイジの選手たちが合流するとみられ、その人選にも大きな注目が集まる。

U23アジアカップはいよいよラスト2試合。現地時間5月2日(木)に五輪出場をかけたイラクvsインドネシアの3位決定戦、そして翌3日(金)には日本vsウズベキスタンの決勝戦が行われる。

AFC U23アジアカップ カタール2024決勝日本 vs ウズベキスタン日時:5月4日(土)0時30分キックオフ配信:DAZNにてライブ配信