パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップが閉幕した。

優勝の日本、準優勝のウズベキスタン、3位のイラクまでが本大会出場確定。4位のインドネシアはアフリカ予選4位のギニアとの大陸間プレーオフで出場を目指す。

そのインドネシアは韓国人のシン・テヨン監督が率いているが、準々決勝では韓国を撃破。ベスト4にも進めなかった韓国は40年ぶりに五輪出場を逃した。

韓国紙『My Daily』は、「韓国に負けた日本優勝、韓国に勝ったインドネシア4位。韓国は衝撃敗退」と伝えている。

「日本はグループステージで韓国に負けたが、復活して覇権奪還に成功した。シン・テヨン監督率いるインドネシアは4位。グループステージで優勝候補のオーストラリアを押し退けて2位に入ると、準々決勝では韓国を下して台風の目に。韓国は準決勝にも進めず。インドネシアに衝撃敗戦を喫した後、荷物をまとめることになった。10大会連続の五輪出場という目標は達成できず」などと報じていた。

衝撃敗退となった韓国は、兵役免除がかかるアジア競技大会と五輪との間の選手育成のジレンマをかかえており、ファン・ソンホン監督が育成改革を提起している。また、国内では、「韓国を破ったインドネシアのように二重国籍選手を誘致する方法を考える時期に来ている。『両親が韓国人の選手』だけにこだわるのは世界的な潮流ともそぐわない」として二重国籍選手の解禁を提唱する声もある。