日本時間で4月11日の午前、日米首脳会談が開催され、防衛装備品の共同開発や最先端技術の開発協力など、さまざまな話が行われました。 その後、日本時間の11日にホワイトハウスで公式の晩餐会が開かれ、ニュース番組などで映像が流れました。 4月12日放送『CBCラジオ #プラス!』では、山内彩加アナウンサーが晩餐会で気になったという点について、竹地祐治アナウンサーが解説しました。

     

そうそうたる出席者

晩餐会の出席者はクリントン元大統領夫妻やアップルのティム・クックCEO、アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏など錚々たる顔触れ。

岸田首相もスピーチで「私の妻も主賓が誰なのか見分けるのが難しい」という冗談を飛ばすぐらいの豪華さでした。

そのような豪華な式で気になるのが出席者の服装で、特に女性の服装は注目されることが多い一方で、男性はだいたい同じようなケースが多いものです。

そこで山内が特に気になったのが、岸田首相が蝶ネクタイだったのに対し、バイデン大統領が普通の棒ネクタイだったということ。

日本のアーティスト・YOASOBIのAyaseさんも蝶ネクタイなので、山内は「なぜ、バイデン大統領だけ普通のネクタイなのか、何か意味はあるのか?」と疑問を投げかけました。

岸田首相を引き立たせた?

まさか蝶ネクタイを忘れたということはないでしょうが、なぜ合わせなかったのかが気になります。

竹地「おそらくコーディネーターさんが全部把握しているでしょうけど、おそらくゲストで出向いた側はやっぱり晴れ舞台だから、蝶ネクタイにタキシードということになります。

ただ、招いた側は同じ格好でも全然良いと思いますが、当然、平服で自分たちはある意味トーンを落としてということも考えられます。

別に黒の平服でも失礼でもなんでもないですし、僕らの結婚披露宴でゲストで招かれた側はタキシードを着ている人もいれば、平服で来ていて。

ネクタイだけはちょっと白とか銀とかあるかもしれないですけど、そこにそれほど大きな差はないと思うので。

岸田さんを光り輝かせようとする、バイデンさんの意思がちょっとあったのかもしれないですけど」

立場が違いますが、結婚披露宴で招かれる側が白の目立つ服ではやって来ないというのと、少し似ているかもしれませんね。

男性の正装の最高は燕尾服?

ただ、山内は米韓首脳会談の時の写真を見返してみたところ、その時は2人とも蝶ネクタイだったそうです。

実際、男性の正装にはどのようなものがあるのでしょうか?

竹地「最高の正装はモーニングとか燕尾服とか、夜だと燕尾服なのかと。

タキシードは夜も昼も使えて準礼装と言いながら、やっぱり光る部分は胸元もそうですし、足元だとエナメルの靴を履かなきゃいけないから意識はしますけど、格式的にはさすがにいろんなところで燕尾服で出ていくというわけにもいかないので。

今回、岸田さんが来ているのはその場にふさわしいという感じはしましたね」

山内はバイデン大統領の服装を見て、最初は「何か意味があるのか、日本を下に見ているのかもしれない」と思ったようです。
それは思い過ごしだったものの、竹地は山内が服装ひとつから気になったことについて「そういうところに目をつけるのは良い」「そこから、なぜいま国賓として扱われるのかといった疑問に広がっていくのは大事」とまとめました。
(岡本)