広島市の現代美術館が開館して35周年となり、3日は特別に全館を無料開放しました。

美術館の入り口には、岡本太郎のデザインしたこいのぼりが掲げられています。

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広島市現代美術館は1989年、当時、全国で初めて公立の現代美術館として開館し、これまでにおよそ496万人が訪れました。

玄関ホールには、これまでの企画展の図録やパンフレットがあり、35年を振り返ることができます。

「現代アートは難しい」と言う人も気軽に来て、美術と一緒に過ごす時間を持ってほしいと館長は言います。

広島市現代美術館 寺口淳治 館長
「作品の前に立つっていうのは、ある意味、自分自身と向かい合う時間だというふうにわたしは思っていて。そういう機会だというふうにある意味、割り切っていただいて、その上で楽しむとか、あるいは疑問に思うとか。『なんじゃこら?』というのがあっていいのかなというふうに思います」

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4月最終週に始まった今年度初のコレクション展のゲストアーティストは、ユニークな手法で広島の風景を描く 手嶋勇気 さん。

事前に申し込んだ一般の人と、一緒に公開制作していく作品もあります。

ゴールデンウィーク中、3日は来館者全員、5日は高校生以下が全館無料となります。(通常は中学生以下が無料) 自由に図画工作ができるスペースは、6日まで連日、オープンしています。(通常は毎週日曜日 開催)