2024年4月30日、香港メディア・香港01は、メーデー連休の中国本土観光客が直行便で日本旅行をせず、香港経由の飛行機を利用する傾向にあると報じた。

記事は、5月1日に始まるメーデー連休に、安い物価を目当てに内地へ移動する香港市民がいる一方で、中国本土の市民が香港発の航空券が安いことを理由に香港経由で海外旅行を行おうとしていると紹介した。

そして、連休中に5日間の日本旅行を計画している広東省の観光客が4月30日に深センから香港に入り、そこから飛行機で東京に行き、大阪から戻って来る予定であり、その理由について「香港は連休中も航空券が本土より安い。そして深センと大阪の直行便もないので、香港を経由することを選んだ」と説明したことを伝えた。

記事によると、この観光客は昨今の急速な円安に驚きと喜びを感じているものの、日本ではあくまで観光をメインに据えて「爆買い」はしないつもりとのこと。「とはいえお金を節約して旅行ができるのはやっぱりうれしい。日本では評判の良い高価なものを食べに行きたい」と語っているという。(翻訳・編集/川尻)