台湾メディアの民視新聞網によると、日本で20年ぶりにデザインが変更される紙幣が7月3日に発行されることに関連し、台湾の日本旅行トップブロガー、林氏璧(リン・シービー)さんはこのほど、訪日旅行を予定している人向けに「新紙幣の注意点」を紹介した。

林さんはNHKの報道を引用。財務省が5月、業界団体に聞き取り調査を行ったところ、発行の開始までに、金融機関のATMは9割以上、鉄道の切符を扱う券売機や大手コンビニ・スーパーのレジは8割から9割で、更新作業などが完了する見通しの一方で、コインパーキングなどの自動精算機や飲食店の食券などの券売機は5割程度、飲料の自動販売機は2割から3割にとどまるとみられること、約17万台の自販機が設置されているある大手飲料メーカーは、発行開始から2年間で自販機のシステムを更新する作業を終える計画であることを紹介した。

林さんは、訪日旅行をする人へのアドバイスとして、「日本で現金しか使えないというケースに遭遇することはますます少なくなっているので、PayPayやQuic Pay、Suica、クレジットカードなどの利用をおすすめする」とし、「旧紙幣は永遠に使えるけど、新紙幣を手に入れても使えないケースがある。だから現段階では旧紙幣の方が良さそう」と強調した。(翻訳・編集/柳川)