Yoshifumi Takemoto

[東京 30日 ロイター] - 経済産業省が30日に発表した3月の商業動態統計速報によると、小売業販売額(全店ベース)は前年比1.2%増だった。ロイターの事前予測調査では2.2%の増加が予想されていた。値上げの影響がある一方自動車出荷減や春物衣料の低調が響いた。うるう年の影響のあった2月の4.7%からプラス幅は縮小した。

業種別の前年比では機械器具が8.1%増、燃料が7.3%増、各種商品が6.1%増など伸びた一方、自動車が15.9%減少した。織物・衣服も3.8%減だった。

機械器具小売りは、通信家電や調理家電の販売が好調だった。

業態別の前年比は百貨店9.5%増、スーパー5.7%増、コンビニ0.4%増、家電大型専門店6.3%増、ドラッグストア8.7%増、ホームセンター2.5%増。

スーパーは値上げの影響が寄与。ホームセンターも相対的に割安な「大容量製品の販売が好調だった」(経産省)。百貨店はインバウンド向けなど高額ブランド製品の販売が伸びた。

*経産省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。 http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/index.html

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