[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は前期比0.3%増、前年比0.5%増だった。

ともに0.2%増だった市場予想を上回った。

ドイツのプラス成長への復帰や好調なスペイン経済に後押しされた。

昨年第4・四半期のGDPは前期比横ばいから0.1%減に下方修正され、ユーロ圏がリセッション(景気後退)入りしていたことが明らかになった。

ドイツのGD伸び率は様子尾を上回る0.2%。

スペインは前期比プラス0.7%でエコノミスト予想の0.4%を上回った。投資や民間消費が後押しした。

フランスも個人消費と企業投資が上向き、予想を上回る伸びとなった。

ウニクレディトは「最悪期はようやく脱した」とし、貿易増とインフレ率低下により、今後数四半期のドイツ成長率は緩やかになる可能性が高いとの見方を示した。